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2006年04月30日

横浜FCの好調は「一致団結」にあり!

第12節の湘南戦に2対0で勝利し、3位につける横浜FC。その陰にはチームの「一致団結」があった。
51分、ペナルティエリア前からのFKをアウグストがゴール右隅に叩き込み、待望の先制点を挙げた。来日初ゴールとなり、喜びを爆発させるアウグストが真っ先に抱きつきに行ったのがベンチにいたイザイアス。ともに今季、ブラジルから加入したが、チームの攻撃の核となっているアウグストに対し、イザイアスはベンチを温める日々が続いている。内心は複雑な思いがあるはずだ。しかし、「アウグストは俺の弟みたいなもの。自分のゴールのようにうれしいよ!」と話し、無邪気にアウグストと抱き合った。
さらに89分、途中出場の北村知隆が左サイドから見事なループシュートを決め、勝利を決める追加点を奪った。そして、北村が向かった先はベンチにいたGK小山健二。「試合に出る前に小山さんから『ゴールを決めたら俺のところに来い』と言われてたんです」と話す北村。不動の守護神・菅野孝憲の存在もあり、チーム加入以来出場機会に恵まれない小山だが、足達前監督が「このチームを離れても、小山とは一生つきあっていきたい」と話すように人間性の優れた人物。自分が試合に出られなくても、腐ることなく、練習からチームを盛り上げている。そんな姿を見ているからこそ、北村は飛びついたのだ。
そして、極めつけは「キング」カズだ。毎週水曜日にはカズの自宅で若手選手との食事会を開催している。「海外やJ1のサッカーを見ながら食事をしている」(内田智也)だけであり、深い話はしないそうだが、そうしたコミュニケーションを図っていることで、「試合中、カズさんに対しての遠慮はなくなった」と内田は語る。「勝ち続けているので、ゲンをかついでこれからもやると思う」と話しており、さらにチームの和は深まることだろう。
GK菅野は話す。「古臭い言葉かもしれないけど、勝つためにはチーム一丸にならないといけない。今はだいぶなれているけど、もっともっとよくなれると思う」。好調を続ける横浜FC。その要因は、戦術、技術を超えた「一丸」にある、それを証明した一戦であった。
試合後、マッサーの永島田さんのところにあるメールが届いた。「横浜FCは2対0で勝ったみたいですね。おめでとうございます。ぼくらも3対0で勝ちました」。チーム創設以来、昨季まで在籍した小野信義(現・ニューウェーブ北九州)からであった。チームにいる選手だけでなく、チームを離れた選手までもが横浜FCの勝利を願っている。そんなチームが勝てないはずがない。

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