Main Contents
2006年05月05日
U-19吉田ジャパン通信②
先月の26日のU-19中国遠征に行ってきました。今年に入って、カタール国際ユースに次ぐ2度目の吉田ジャパン海外遠征。カタール国際は確かにアウェーの地でしたが、スタジアムには在カタールの日本人の皆さんが多く詰めかけ、『完全なアウェー』ではありませんでした。
私もスタジアムに行けば、日本語が聞こえる環境だったので、カタールの試合会場では、リラックス出来たものです。しかし、今回の中国遠征は完全なるアウェーでした。中国の新聞各紙の報道はヒートアップしており、新聞には連日『抗日』という文字が躍っていました。
それもそのはず、試合のある26日はU-19の日中戦だけでなく、大連ではACLの大連実徳VSG大阪の一戦もあり、この日は中国国民にとっては対日本という明確な図式が出来上がっており、勝たなければいけない日であったのでした。新聞の内容も『絶対負けてはいけない』というフレーズが多く並び、この2試合の分析に多くの紙面が割かれていました。
前日の練習取材では、よっぽど日本人の記者(私を含めて2人しかいませんでした)が珍しいのか、日本の練習後に多くの中国メディアに逆取材を受けました。内容は中国チームをどう思うのかと、日本チームについて、そして日本の若年層の育成システムに至るまで、幅広い質問が矢継ぎ早に飛んできました。それほど、日本の若年層のサッカーは中国にとって関心のあるものでした。
なぜならば、中国ではA代表よりも、U-19世代以降がよりいい結果を出しているために、A代表よりU-19の代表のほうが世間的に注目度が高いとのこと。それだけに、ライバル国である日本の若年層の動向が、情報が少ないだけに物凄く興味があるとのことでした。
そして、肝心の試合は、結論から言えばよく戦ったと言えるものでした。ミスで失点をし、0-2で負けたこと自体は反省すべきですが、辞退者が続出し、少数精鋭といえるメンバーで過酷なアウェーの条件の下、ベストメンバーの中国と真っ向から出来たことは非常に意義のあることでした。
会場は本当にアウェーでした。日中戦の会場となった湖南省長沙市の賀龍体育場には、1万人を越える観客が詰めかけ、地響きするような声量の応援が4万人キャパのスタジアムに響き渡っていました。日本に対しては強烈なブーイングを浴びせ、中国に対しては割れんばかりの歓声を送る…。本当にアウェーでした。
この時期にこういったアウェーの中で本気モードの相手とガチンコ勝負できたことは、選手にとって大きな経験となったはず。こういった経験の蓄積がやがて選手個人にも、チームとしても大きな財産となり、それがやがてチーム力として現れてくるので、10月のAFCユースに向けていいスタートが切れたと思います。
次は5月のインド遠征。AFCユース本番の地で、今度はどのような経験を手にするのか。今から楽しみだ。
TrackBacks
トラックバックURL:
Post a comment
(フットボール定食 では不適切なコメントを防止するため、コメントを掲載する前に管理者がコメントの内容を確認しています。コメントを初めて投稿する場合すぐに掲載されませんが、管理者が適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)