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2006年06月13日

ポルトガルへのブーイング

アンゴラ対ポルトガル
ケルン

 立ち上がりからポルトガルが押しまくる展開。アンゴラは試合の入り方を失敗し、開始4分にミスがらみで失点。その後もフィーゴを起点としたポルトガルの攻撃に苦労し、押し込まれる時間帯が続く。

 システムは共に4-2-3-1で、ワントップは強力なポストタイプではないという部分で共通点を見いだせるが、3の部分の機動性、攻撃性においてはポルトガルが大きくアンゴラをリードしていた。

 この両チームを比較した場合、最も影響を与えていたのがマン・オブ・ザ・マッチにも選出されたフィーゴの存在。この選手の存在如何が試合の行方を大きく左右した。

 1-0でポルトガルがリードしたまま攻めあぐねていた後半の30分頃。ポルトガルが自陣でパス回しをはじめると場内には大ブーイングが鳴り響いた。同じような光景は後半の42分頃にも見られたのだが、それはもっと攻めろという意思を示したブーイングで、これによってポルトガルは攻撃を強いられる事になった。

 1点リードのまま入ったロスタイムに、ショートコーナーでフリーになったフィーゴがキープせずにボールをゴール前に揚げるという判断をした場面があったが、それは間違いなく「もう一点」というサポーターの思いを反映させたものだった。

 前日のフランクフルトでは、グダグダな試合展開になったイングランドが攻め手を無くしていたのにもかかわらず「攻めんか、ゴラッ!」という類のブーイングは皆無だった、という事を念頭に置くと、そこにイングランドとポルトガル国民の、代表チームのサッカーのあり方の違いが現れている事例のひとつだろう。少々強引な論法ではあるが、だからポルトガルは上位には行けないということも言えるのかもしれない。

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