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2006年11月08日

国立への長き道、進行中。~群馬編~

去る11月5日、第85回全国高校サッカー選手権群馬県大会準決勝をのぞいて来ました。
注目したのは、昨年度のインターハイ県代表である桐生第一と、2004年のインターハイ以来全国の舞台から遠ざかっている前橋育英が激突した一戦です。

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桐生第一(以下、桐一)の小林総監督は、今や各世代へコンスタントに人材を輩出している
FC前橋ジュニアの創始者。大野敏隆(東京V)、青木剛(鹿島)、細貝萌(浦和)、中町公祐(湘南)らにサッカーのいろはを叩き込んだ名指導者なんです。一方の前橋育英(以下、育英 ※全国的には前育という呼称が定着しているようですが、群馬県民は育英と呼びます)は、DF三澤慶一(3年・神戸内定)とMF岩沼俊介(3年・札幌内定)という2人のJ内定者を擁するタレント軍団ですが、スタメンを見てみると群馬県民は3人のみ(全員FC前橋)。あとは埼玉3人(全員クマガヤSSC)、長野2人(南長野JSC、FC CEDAC)、大阪2人(ガンバ大阪JYの
兄弟!)、兵庫1人(FCフレスカ)という内訳でした。ただ、県高体連サッカー専門部委員長(僕の高校の時の監督)いわく、育英がスカウトしてるというよりも育英でやりたいと言って全国から来ている選手が多いそうです。ちなみに桐一もスタメン中7人がFC前橋で、栃木のヴェルディ小山出身者も2人いました。登録25人中、桐生市出身者はゼロだそうです。

さて、肝心の試合はポジション関係なく流動的に動く育英の前線4枚(うち3人がクマガヤSSC)を桐一DFが捉えきる間もなく前半7分、右サイドからのクロスに佐藤穣(1年)がヘディングで合わせて先制点が入ります。しかしその後は、育英が3度に渡ってゴールネットを揺らしますが、その全てがオフサイド。突き放せません。

後半に入ると、一気にトーンダウン。ボールキープは育英ながら、なかなか攻撃の形が作れず、期待の岩沼も1度決定的なスルーパスを見せたもののそれ以外は沈黙。三澤も、果敢に前線へと飛び出す姿勢はありましたが決定機を思いっきり外してました。

桐一は、育英のプレス(実際はそれほどでもなかったのですが、“育英”という名前が与えるプレスに僕には感じられました)を受け、前線へと放り込むシーンが多く、なかなかチャンスとまでいたりません。やはり局面局面で基本的な技術の差が目立ちました。それでも78分、CKから黄大城(2年)が放ったヘディングはクロスバー直撃。この試合、最も観衆が沸いたシーンでしたが追いつくことはできず。内容には乏しかったものの、総合力の差を感じさせる1-0で育英が決勝への切符を勝ち取りました。

決勝は、3年ぶりに前橋商業vs前橋育英の黄金カード。
準決勝で館林を3-1と一蹴した前橋商業は、世代別代表にも選ばれているGK土田健太(3年)を中心に攻守ともにまとまっており、やや育英より優勢じゃないかなと。ただ、決勝でこの2強が対戦するときには前評判の低いほうが勝つというジンクスも。
12日13時10分、群馬県立敷島公園サッカー場は要注目です。

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