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2006年11月05日

小椋祥平選手(水戸ホーリーホック)インタビュー 「マムシの祥平、北京を目指す!」

水戸の中盤に君臨する21歳の若きボランチ。
これまで幾人のエースを彼は封じてきたことか。
一度食らいついたら離れない、水戸が誇るエースキラー。
「マムシの祥平」こと小椋祥平に現在の心境を語ってもらった。

-前節東京Vに4対1で勝利しました。
2ヶ月ぶりの勝利だったんですけど、やっとチームがひとつになった感じですね。うまい具合にゴールが入ってくれたと思います。でも、次勝たなきゃ意味がないです。

―リーグ戦7連敗(第39節~第45節)、天皇杯では地域リーグ・静岡FCにも負けてしまいました。その時は精神的にも厳しかったのでは?
きつかったですねー、マジで。みんながバラバラになって文句の言い合いになってしまいました。でも、第46節仙台戦でやり方を変えて、どういう風にしたら負けないかをみんな分かってきた。それで、東京V戦も同じように戦ったらうまくいきました。

-連敗から立ち直ったきっかけはあったのですか?
もう落ちるところまで落ちて、吹っ切れたところはありますね。そういう形で気持ち的に切り替えましたね。それまでは「何が悪いんだろう」とか「どうしてうまくいかないんだろう」とか、悪い方ばかり考えてしまいました。それで何も考えないで無心で戦うようになったら、うまくいい方に向かって、徐々に内容もついてきましたね。

-第45節神戸戦あたりから内容も上向いてきました。
監督はカウンターサッカーからポゼッションのサッカーに変えようと言っていたんですけど、それは難しかった。とにかく一度引いて相手に攻めさせて、カウンターを狙うという戦いをすることにしました。ポゼッションをすることは大事だと思いますけど、シーズン途中に変えるのは大変だった。来年はしっかりポゼッションの準備をして臨みたいですね。

-小椋選手は21歳という年齢ですが、もはやリーダーとしての役割を期待されてますね。
まだ21歳なんですけどね(苦笑)。これでも下から3つ目ですからね! このチームで3年いるともうベテランですよ。とにかく声は出そうと思っています。でも、俺はいかに自分が楽するかしか考えてないですよ。周りを動かして、いかに自分が疲れないようにするかを考えてます(笑)。で、それがたまたまうまくいって、自分がうまく取れていることがありますね。でも、個人個人が行っちゃうとバラバラになってしまうので、行かせるところと行かさないところだけははっきりしています。

-リーグ戦も残り4試合ですが、ここまで早かったですか?
いやー、ところどころきつかったですよ。第2クールくらいまでは調子良くて、で、中断期間に入って、練習試合で削られて…。俺はカシマスタジアムから松葉杖でしか帰ってきたことないんですよ。今年はカシマに泣かされました!(プレシーズンマッチ、7月のTRMともにカシマスタジアムで負傷し、戦線離脱)

-やっぱり怪我をしている時が一番つらい?
けがは一番つらいですね。サッカーができないんで…。

-その時はどうやってモチベーションを保ってましたか?
サポーターの人から「早く帰ってこいよ」とか「お前が必要だよ」と言われて、そういうのが励みになりました。サポーターの人たちの存在に支えられていますね、本当に。

-小椋選手はサポーターから愛されてますよね。サポーターは小椋選手グッズのひとつとしてライターを作ってますからね。
あんなライター作っちゃダメですよね! なんかあると思われちゃうじゃないですか(笑)。でも、そうやって自分のグッズを作ってくれるなんて、うれしいですよね。


-サポーターからは「マムシの祥平」と呼ばれてますが?
最初は「なんでマムシだよ!」と思いましたけど、まあいいかなと思って。

-一度ついたらどこまでも食らいつくマンマークがトレードマークだからでしょう。2年前に小椋選手のマンマークに頭にきた某クラブの某選手に試合後に殴られたって本当ですか?
やられましたよ。シャワーを浴びようと思ってる時に呼び出されて、いきなり殴りかかられて、顔はうまくよけたんですけど、胸に当たりましたね。

-でも、それもある意味勲章ですよね。
すごいですよね。あんなトッププレーヤーがたかが19歳の選手に対して殴りに来るなんて。面白いですよね。俺はやたらと外国人に嫌われるんですよね(笑)。しょっちゅう喧嘩売られますから。でも、まったく気にしてないですけど。

-でも、日本代表オシム監督の守備はマンマークです。ナビスコカップで優勝した千葉も守備ではマンマーク。日本ではどうしても「マンマーク」っていいイメージがないんだけど、オシム監督のおかげで変わるかもしれないよね。
俺、表舞台に立てそうですね(笑)。

-あとは北京五輪代表に入りたいですね。
入りたいんですけどねー。あんまり俺はそういう運を持ってないみたいなんですよ。(反町監督が視察に来た)第28節愛媛戦の時もけがをして出てなかったり。残り4試合しっかりプレーして、来年年間通していいプレーさえすれば必ず呼ばれると思うので、呼ばれた時にしっかり自分のいいところを出したいですね。それでダメなら仕方がないと。まあ、監督によって選ぶ選手というのも違いますから、自分のプレーをするだけですね。

-でも、高萩選手(愛媛)や一柳選手(東京V)などJ2の選手も選ばれているのはモチベーションにつながるのでは?
やっぱり可能性を感じますよね。チャンスはあると思います。1回でもいいから呼んでくれないですかね。それで結構変わると思いますよ。

-今後の目標は?
自分の持ち味の守備を今と変わらずずっと続けていきたい。それとプラスアルファでゲームをつくる力だとか、パスを散らすとか、ゲームの流れを読む力をつけたい。そういうところを意識してやっていきたいですね。

-チームとして09年での昇格という目標がありますが?
いつの間にか3年計画というのができていて。まったく聞いてなかったですけど(笑)。

-そのためにも来年がすごく重要な年になりますね。
侑哉や眞行寺とか若い選手がいい経験をしているんで、来年は結果を出せるチームになると思いますよ。まずは自分が中心になってしっかりまとめていきたいと思います。

-手ごたえはありますか?
シーズン当初より変わってきてますよ。良くなっていると思いますし、これが第3クールあたりだと良かったんですけど、来年につながるように。来年は頭からしっかりスタートして1つでもいい順位に行きたいと思います。

-最後に、水戸の良さってどこですか?
前線からしっかり守備して、みんなひとつになって体を張って守るところですね。それに加えて、カウンターが良くなってきているんで。あとは一生懸命のところですね。他のチームは外国人は守備をやらなくていいみたいなチームもありますが、ウチはみんなでしっかり守りますんで。見ていて一生懸命やっているのが伝わるようにしないといけないですね。そういうのを見てもらって、自然と応援してしまうチームになりたいですね。

-水戸は日本一頑張るチームですか?
そうですね。どこのチームにもいないと思いますよ、あんなに走るFWは。FW陣をほめてやってください。

プロフィール
小椋祥平(おぐらしょうへい)
1985年9月8日生まれ 千葉県出身 175cm・64kg B型 修徳高→水戸

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