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2006年11月15日

前橋育英 3年ぶり選手権へ

11月12日に行われた85回全国高校選手権群馬県大会決勝で、前橋育英が前橋商を1-0で下し、3年ぶり12回目の全国切符を手にした。多くのJリーガーを輩出する伝統校同士の対戦は、J2ザスパ草津のホーム戦を超える4500人の観客を集めるなど注目の高さをうかがわせた。

ゲームは、岩沼俊介(3年=札幌内定)や廣瀬智靖(2年)などの中盤陣がパスをつないで攻撃を組み立てる前橋育英に対し、前橋商はロングボールを放り込みセカンドボールを狙う展開。前橋育英は前後半を通じて多くの決定機を作ったが前橋商の必死のDFの前に決めきれず、試合はスコアレスのまま延長戦へ。延長前半4分、前橋育英は右SBの笛田祥平(1年)がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。それを主将の藤倉千明(3年)が確実に決め、栄冠を手にした。

一昨年は青山直晃(清水)、昨年は田中亜土夢(新潟)らのタレントを擁しながらも選手権に行けなかった前橋育英。今年のチームはやや小粒な感が否めないが、決勝戦先発メンバーのうち6人を1、2年生が占めるという若いチームで先輩たちが果たせなかった「夢」を実現させた。「2年間も行ってなかったし、選手たちに(選手権に対する)執念があった」と山田耕介監督。確かに今年のチームは、タレントを揃えた過去2年間のチームとは違い、土壇場での「精神力の強さ」、そして「ドロ臭さ」が感じられた。

「練習試合でも強豪校相手に結果が残せているので、全国で戦える自信はある。先輩たちの分までプレーするつもり」(岩沼)。「あと1カ月でさらにレベルアップして日本一を狙いたい」(藤倉主将)。黄色と黒のユニフォームを身にまとった「タイガー軍団」が、3年ぶりの選手権でどんなパフォーマンスを魅せるか楽しみだ。

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