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2006年12月31日

定食的100大ニュース+

2006年も今日が最後となりました。
ということで、月並みですがサッカー界の100大ニュース+というのをこじつけてみました。
よかったらどうぞ。
なお、ツッコミはコメント欄で歓迎してます。

~追記 1月1日

7月
・湘南のアジエル、7月29日のJ2第31節札幌vs湘南にてJ2通算5000ゴールを決める

10月
・湘南、練習グラウンドが馬入へ移転
・湘南の関連チームとしてパラグアイで日系ベルマーレが始動
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1月
・浦和天皇杯優勝
・高校選手権でセクシーフットボール野洲高校初優勝
・小野伸二電撃復帰
・インカレで駒澤大学が優勝

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2006年12月26日

FC岐阜、JFL昇格

自動昇格を逃し、ホンダロックとの入れ替え戦に回っていたFC岐阜ですが
ホームアンドアウエイ2試合の合計で8-1(一試合目4-0)でJFL昇格を決めました。

IMG_9362.jpg

ちなみにこの写真は12月24日付岐阜新聞の一面です。
すごい。

部外者はあまり知りませんが、意外と岐阜県はでかい。
潜在力抜群だということで。

まあ、そんなことで森山さん以下尽力されたみなさん、おめでとうございます。
J2までもう一息ですね。

2006年12月25日

小島伸幸氏とカズの関係

 12月18日に行われたJリーグアウォーズで、相馬直樹氏、澤登正朗氏とともにJリーグ功労賞を受けた小島伸幸氏(元ザスパ草津)。その小島氏が、横浜FCのJ1昇格で「恩恵」を受けることになった。

 昨シーズンでユニフォームを脱いだ小島氏は、現在のJ2最年長出場記録保持者。昨季の最終戦に出場したため、39歳10カ月16日が記録となっている。今季、その記録に迫っていたのがカズ(横浜FC)だった。

 小島氏の生年月日1966年1月17日に対し、カズは1学年下の1967年2月26日。2人の年齢差は1だが、1月と2月という1カ月の差が記録に大きく影響をおよぼしていた。今季の最終戦に出場したカズだが、最終的な記録は39歳9カ月6日。J2最年長出場記録は、カズが来季、J2開幕戦に出場した時点で塗り替えられるはずだった。しかし、横浜FCの昇格により、カズは来季J1でプレーすることが確実。カズが再び、J2でプレーしない限り、小島氏の記録は安泰となった。

 昨季、小島氏が「自分が最後まで出場したことで、カズが自分の記録を破るにはシーズンをまたぐことが必要になる」と話していたのを思い出す。小島氏が引退前に仕掛けたトラップ(罠)が功を奏す形となったのだ。30代で日本代表GKに選出された遅咲きGKの「読みの鋭さ」には、とことん頭が下がる。

2006年12月24日

コミュニティFMの挑戦(2) -なぜコミュニティFMなのか-

なぜ、コミュニティFMによるJリーグ中継にメリットがあるのか。それは、コミュニティFMの特性から知ることができる。

ラジオには、中波(AM)、FM、短波ラジオがあり、FMについては、NHK-FMを除くと、TOKYO FMのような県域FMと、今回取り上げる地域FM(コミュニティFM)がある。12月頭の時点ですでに200局を超えており、将来的には500局を超えることが見込まれている。コミュニティFMの特徴は、開局するためのコストが県域FMより少ない一方で、出力の問題により可聴範囲(受信できる地域)が狭いことである。例えばかわさきFMは、川崎市の中でも等々力競技場近辺では聴くことができるが、川崎市南部や北部では一部で聴くことが難しい。それでも、コミュニティFMが存在するのは、地域に根ざした情報流通と、災害時の貴重なメディアとなるからである。この地域性は、地域密着を目指すJリーグの中継にとっては大きなメリットになる。現在Jリーグを優先的に中継できるニッポン放送は、関東地方を対象として放送を行っている。ということは、ニッポン放送が浦和レッズの中継をすると、同じ時間に行われる川崎フロンターレの試合は中継されなくなる。県域FMであるヨコハマFMでも、県に4つのJリーグクラブを持つために、全てのクラブのニーズに応えることはできない。ただし、それぞれのクラブのホームタウンでの中継が実現できれば、これらのニーズの大部分は満たすことができる。コミュニティFMによって、ラジオの電波の帯域が限られている中で、地域割りの多チャンネル化が実現されていると言ってよく、多チャンネル化によって、中継のチャンスが増えることになる。

これまでは、ニッポン放送とその系列が独占放送権を持っており、さらにニッポン放送は、プロ野球シーズンの夜の時間帯は野球中継が優先されるため、放送されないゲームが少なからずあった。これまで、2000年から2005年シーズンまでの6年間で、コミュニティFMを含めてラジオ中継は30%程度。仙台、札幌はホームゲームをほぼ100%放送していて、ニッポン放送系列の静岡放送もコンスタントに放送している。一方、京都、大阪、神戸、広島では放送がないという状況だ。これには、時間的な枠がないだけでなく、週に1,2回しか行われないサッカーの試合は営業的に売りにくいという事情もある。

コミュニティFMによるJリーグ中継は、この空いている部分をきれいに埋めることができる。Jリーグファンにとっては、スタジアムに行けない試合でもラジオ中継で応援することができるようになる。コミュニティFMにとっては、コンテンツ不足という問題がありJリーグ中継はぜひやりたいという状況である。そして、Jリーグクラブは、中継による露出を増やしたいと、3者の利害が一致する状況である。また、「ラジオはテレビに比べ情報量が少なく、ラジオ中継を聴いた人は本物を見たくなる特性があり、長期的には集客にも良い影響がある」というラジオ関係者もおり、ちょっとした取り組みであるが、波及効果は大きい。

放送権というと、クラブやリーグの運営を支える貴重な収入源という考え方が一般的だが、Jリーグ、クラブともに、ラジオは儲けるためのメディアではないという認識になっている。これは、リーグの拡大への先行投資という意味では英断だと言ってよい。コミュニティFMによるJリーグ中継が軌道に乗れば、実質的にサッカーの露出が多くなり、マーケット拡大に大きく寄与するだろう。

2006年12月13日

コミュニティFMの挑戦(1) -コミュニティFMへの解放-

2007シーズンから、Jリーグ中継を取り巻く環境が変化する。大きな話としては、テレビ中継の変化で、スカパー!がJ1、J2の全試合を中継し、NHK、TBSに対して優先権を持つようになる。しかし、もう1点細かいが、地域密着を謳うJリーグの理念に大きく関わる変更がなされる。それが、ラジオにおける変更、特にコミュニティFMへの放送の解放だ。

ラジオ中継に関しては、ニッポン放送がラジオ放送契約を結んでいる。2006年シーズンまでは、独占放送権となっていて、好きなカードを優先的に放送することができた。ここで言う独占の意味合いは、ニッポン放送、およびその系列のラジオ局に対して優先的に中継の権利を与えるということで、他の放送局でもニッポン放送が許可すれば放送はできた。しかし、他の放送局が中継するケースはそれほど多くなかった。ニッポン放送は2007年シーズンから5年間のラジオ放送権契約を更新したが、この契約において、コミュニティFM(地域FM)については、独占ではなく重複放送を認めることとなった。まあ、県域FM(FM東京、FM横浜など)についても、ニッポン放送の中継と重複しない限り、自由に放送できるようになる。

コミュニティFMについては、2006年シーズンにもいくつかの地域(湘南、川崎、調布など)で試験的に放送を行っており、成果を挙げている。コミュニティFMでのJリーグ中継が軌道に乗れば、メディアを介したサッカーの普及という点で大きなメリットを享受することが期待できる。そこで、何回かに分けて、コミュニティFMがJリーグ中継をすることのメリット、具体的な取り組み、今後の課題を紹介したい。

※次回は「なぜコミュニティFMなのか?」について紹介します。

高橋範夫が鳴らした警鐘

12月12日、大阪・長居第二陸上競技場でJリーグ合同トライアウトが行われた。
雨の中、107人の選手、181人のスカウト陣が集まり、新天地を探すための激しい戦いが行われた。
だが、この日は参加者が多く、ほとんどの選手の出場時間はわずか25分。例年、45分はあった出場時間は大幅に削られることとなった。
そのあおりを一番食らったのがGKだろう。GKの参加者は過去最多の12人。12チームに分かれてゲームが行われただけに、GKさえも出場時間は25分に絞られることとなった。
短い時間で持ち味を出しにくいポジションなだけに酷な状況であった。

今回の参加者で最年長であり、自身6度目のトライアウト参加のGK高橋範夫選手(徳島)にその話を振ると意外な答えが返ってきた。
「たしかにアピールできる時間が少なかったのも事実ですが、それよりもこれだけの数のGKが戦力外通告を受けているということにショックを受けましたね。
GKというのはポジション的に経験が必要。しかも、試合に1人しか出られない特別なポジション。それだけに将来有望な若いGKが切られるのはかわいそう。
もうちょっと長いビジョンを持って、GKを獲得してほしいですね」
スタンドで見ていた関係者たちにこの思いは届いただろうか。
なかなか結果の出にくいポジション。この日も持ち味を見せられたGKは少なかった。
GKという特異なポジションに対してクラブはどういったビジョンを持っているのか。
雇う側の「責任」というものを一考するためにもこの言葉の意義は大きいと思う。

だが、高橋自身は25分という限られた時間の中で懸命に声を出し、プレーも安定感があり、存在感をアピールできたと言える内容であった。
「そういう状況で35歳までやってこれたのは幸せ。でも、自分自身1年1年成長しているのが分かるので、まだまだ現役を続けたい」
GKというポジションで勝ち抜くことの難しさ。それを知り抜いている男の言葉だけに重みがあった。

2006年12月06日

ギド・ブッフバルト、最後の「心を通い合わせる」戦いへ。

優勝祝賀会でのブッフバルト監督.JPG

浦和に悲願のリーグ優勝をもたらしながら、12月4日に今シーズン限りでの辞任を発表したギド・ブッフバルト監督。埼玉スタジアムで行われた退任会見では下に記した全文を見てもわかるとおり、40分以上にわたって熱弁を奮った指揮官でしたが、中でも印象的だったのは「指導者として一番大切なことは?」という質問への反応でした。

その質問に対し、迷いなく「人間との触れあい」と返答した監督。今やアジア有数のビッグクラブとなった浦和にあっても実直な自分らしさを失わない姿勢に、初の監督経験ながら大きな成功を収めた秘訣が垣間見えました。

なお、その後行われた祝勝会でのスピーチにおいては、485名の招待客を前に「私たちにはまだ欲がある。天皇杯をとってお別れしたい」と連覇を誓ったブッフバルト監督。選手たち、そしてサポーターたちとの最後の「心を通い合わせる」戦いへ挑む指揮官のタクトに、改めて注目です。

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2006年12月04日

柏、報告会

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石崎監督の乾杯の音頭に合わせて後ろでスタンバイする鈴木達也選手。

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最終戦、高木琢也監督が見せた「男気」

第52節対愛媛戦の82分、横浜FC・北村知隆が相手DFからボールを奪い、絶好のチャンスを迎えるが、直前のプレーでファウルを取られてしまう。
そのジャッジを不服に思った高木監督はベンチ脇にあったペットボトルを蹴り上げ、退席処分を受けることとなってしまった。
1年間の最後の瞬間にベンチにいることができなくなってしまった高木監督だったが、その行為自体に「反省はしているけど、後悔はしていない」と胸を張った。

2点をリードして迎えた残り8分。試合の大勢はほぼ決していた状況。しかも、前節でリーグ制覇、そして念願の昇格を決めており決して激昂する理由はないと思われた。
だが、高木監督は話す。「あれが北村でなかったら、(ペットボトル)を蹴っていなかった」と。
「北村はチームにとって特別な選手だから…」と言葉を震わせた。

北村知隆は01年に四日市中央工業から横浜FCに入団。
チームとともに三ツ沢で成長をしてきたいわばクラブの「顔」的選手である。
絶対的なレギュラーではなかったものの、真面目な性格で練習から手を抜くことなく、ゲームでも献身的なプレーをできる選手であり、高木監督はベンチに彼を入れることが多かった。
また、飾ることなく、明るい性格で「いじられキャラ」としてチームのムードメーカーであり続け、32試合2ゴールという数字以上にチームのJ2制覇に貢献した選手であった。

しかし、最終戦を前に北村はクラブから戦力外を通告されてしまう。
サッカー選手として生まれ育った三ツ沢でのラストゲーム。
それだけに「北村に決めさせたかった」という気持ちが高木監督には強かったという。
79分から投入された北村は積極的なプレーを連発。それで得た「最後の」チャンスだっただけに高木監督は熱くなることとなったのだ。

高木監督は「必要な」選手としながら、クラブは戦力外と判断。
監督として北村を守りきれなかった悔しさもあり、それだけに気持ちも高ぶることとなってしまったのだろう。
退席処分を命じられた後、首に巻いたクラブマフラーを掲げてピッチを去った高木監督は「男気」にあふれていた。
卓越した戦術眼と研ぎ澄まされた勝負勘で横浜FCをJ2優勝に導いた高木監督だが、もっとも優れていたのは人心掌握術。
選手のためならば、自らの退席をも辞さないその姿勢が選手やスタッフの心を惹きつけ、チームをひとつにしてきたのである。
最終戦で見せた高木監督の行動にこそ、横浜FC躍進のすべてが包み込まれていた。

あるチームスタッフが語った。「来季は過去最高に大変な年になると思うけど、あの人をクラブ全体が信じてやっていければ大丈夫だと思いますよ」。
あの人、とはもちろん高木琢也監督のことである。
最終戦、ピッチを去る高木監督の背中を見て、その思いはさらに深まったことだろう。


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