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2007年12月25日
定食座談会 on Jsサッカー 「理想と現実」

先日、都内某所にてJsサッカー次号にて掲載予定の定食座談会を行ったんですが
ボツにする部分がちょうど切りのいい分量だったので、簡単にまとめて掲載します。
今回の定食座談会は「理想と現実」という切り口で開催してます。
江藤 僕は入れ替え戦を観に行ってたんですけど、京都の戦い方は徹底的で、広島に対して自分らのシステムをいじることで対応したんですよね。短期決戦の場ではそれはすごく有効的で、おまけに普段戦ってない同士が研究しあった中で相手のウィークポイントを突くということで、ものすごく有効な戦い方でした。だから、あの2戦はすごく監督の采配の差が出た結果だったと思いますね。

後藤 前に大木さん(甲府前監督)と甲府がシステムを変えないという話になった時、「当たり前だよ。アーセナルが4-4-2を変えるか」って言われたんですよね。つまりシステムを変えないからと言って、イコールサッカーが変わらないという訳ではないと。システムは同じでもサッカーの質は変えられるはずだし、一見違いがないようでも変わっているという事だと解釈したんですよね。

佐藤 僕は変われなければいけないと思います。日本は代表もそうなんですけど、自分たちの戦い方しかできないから、日本よりもレベルが高い相手と戦う時に何もできなくなってしまう。日本の中盤は技術のある選手が多いですが、それ以上に技術のあるチームと対戦した時に、ブロックを作ったり、コンパクトな組織を築いて我慢をするとか、そういうことがまだ足りない気がしますね。たとえばボカはガチガチなサッカーもできますよね。そういう戦い方もできないといけないんじゃないかなと思いますね。

江藤 それはまさに(クロード・)デュソーさんが言っていた話ですよね。それぞれのポジションの選手がどう動くかということを理解した上で、たとえばサイドバックが上がったスペースをどうカバーするかという時にセンターバックがずれるのか、ボランチが流れるのかという共通理解があれば動揺する必要はまったくないんだよね。たぶん、そのレベルに到達している段階じゃないんだよね、日本全体が。この前も話したけど、ワールドカップの時にサイドバックをやったことがない選手にやれと言ったら、「俺、分からない」ってなってしまった。そのレベルの選手が代表にいるということが、日本はまだまだ後進国だということですよね。まさにその通りだと思います。それがJの選手にどれだけ浸透しているかというと、まだまだだと思います。
後藤 応用力だと思いますね。甲府の場合だと、放り込まないといけない時、リーグ終盤でやりはじめたんですね。方向性を変えたわけじゃないんだけど、それをやらないと負けてしまうという状況が続いていました。ちょっと面白かったのは、甲府のような日本人中心の組織サッカーを追及した今年の仙台は、シーズン当初は徹底していたんだけど、リーグ終盤は中原を投入してパワープレーという応用の形がなんとなくできてきて、とにかく試合の中で戦い方を変えることができてきたんですよね。
佐藤 現実の中で理想をどう出していくのかということが求められていると思います。ポゼッションをするためにはロングボールも必要なわけですよ。
江藤 川崎を見ているとよく分かるんですけど、元々つなぎたい人が多いチームなんだけど、必ずしもつなぐんじゃなくて、最終ラインで詰められた時は無理せずに蹴るんだよね。そこで下手に取られるよりもはるかにマシだということで。それがどのレベルで許容されているかということで、チームの完成度は関わってくると思います。
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