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2007年12月23日
エネルギー全開! 松本山雅ファン感謝デー
12月22日、北信越1部リーグ松本山雅(やまが)FCのファン感謝デーが行われ、第2部のシンポジウムのパネリストとして参加させていただいたのですが、集まった約250人の熱気に圧倒されてしまいました。
ファン感謝“デー”という名の通り、朝から夜まで3部構成で開催。
1部ではボランティア団体「TEAM VAMOS」による会議が行われました。
私は参加しなかったのですが、内容はJFLに上がれなかったという事実をポジティブに捉え、来季はより一層パワーアップしたサポートをしていこうという話し合いだったみたいです。
そして、第2部ではシンポジウムを開催。
まず1965年の創立時のメンバーである佐野耕一さんが講演。「なぜ山雅をつくったのか?」「山雅とは何だろう?」というテーマの下、当時の日本サッカーの流れの中でいかに松本山雅が誕生したのかということを丁寧に話してくれました。
クラブに歴史あり。チームが盛り上がりを見せている中で、あえてクラブの原点を見つめなおすということはすごくいい機会だと思いました。
そして、そのあとはライターの大先輩・木次成夫氏と吉村憲文氏、そして不肖・私によるパネルディスカッション。
まず私がガチガチに緊張しながらこれまで取材してきたJクラブの運営状況について語らせてもらい、そして、クラブの強化にも携わる吉村氏は自分とクラブとのこれまでの関わり合いについて、木次氏は丹念に取材してきた全国の地域リーグの模様を画像を中心にユーモアたっぷりに説明してくれました。
2人の話は自分にとってもすごく興味深いもので、楽しませてもらってしまいました。
そして、第3部では大広間に会場を移し、立食パーティーとなりました。
ここで選手と監督も登場。
好印象を受けたのは開場時に選手が入り口に立ち、ファンを出迎えていたことですね。
こうした姿勢は今後も続けていってほしいものです。
また、会場の端にはクラブの歴代のユニフォームやトロフィーなども飾られ、クラブの歴史に触れ合うことができるようになっているのもすごく面白かったですね。
また、こんなものも。
これは佐野さんの私物で、チーム名の由来となった創立時にメンバーが集まっていた喫茶店の名前が刻まれた小銭入れと、クラブ発足のきっかけとなった東京オリンピックを記念して発行された500円玉。かなりレアな一品です。
そして、パーティーでは監督・選手が各テーブルに散らばり、日ごろ応援してくれるサポーターと水入らずで触れ合う貴重な場となりました。
監督や選手がサポーターにお酌したり、かなりなごやかな雰囲気。現場とサポーターの距離が近い、山雅ならではの催しだったと思います。
※サポーターにお酌をする辛島監督
※サポーターにお酌をする三本菅選手
その後はプレゼント大抽選会や監督・選手からの挨拶などがあり、2時間という時は過ぎていきました。
あるサポーターは「こうしたことは今の小さな規模だからできることで、Jに上がったらできないですよね」と言っていましたが、決してそんなことはないと思います。
これと同じことはできなくても、現場、フロント、サポーターが同じスタンスのまま大きくなっていってもらいたいと強く思いますし、山雅ならできると信じています。
逆に、この山雅の取り組みを見習うべきJクラブも少なくないのではないでしょうか。
実は、このファン感謝デー、大人は5千円、中学生以下は千円という安いとは言えない参加費を払っての
ものでした。
しかし、会場を後にするサポーターから不満の声は一切聞こえませんでした。
それは髄所にクラブがサポーターに「感謝したい!」という気持ちが見えたからだと思います。
選手と一緒に食事をする場を作ったということはその表れだと思いますし、そして、会の最後には選手からサポーターに07年のハイライトをおさめたDVDと08年のカレンダーがプレゼントされるなど、その思いを感じることができたからでしょう。
だからこそ、みんな笑顔で帰ることができたのだと思います。
来季から試合を有料化するとのことですが、この思いをクラブが常に持ち続ければ、その決断も必ず成功することでしょう。
※来場者にプレゼントされたDVD。内容はかなり完成度の高いもの
この1日で関係者やサポーターなど多くの人と話すことができました。
初代コールリーダーの疋田さんの話によると、数年前は2人で応援したこともあったそうです。
それが今ではファン感謝デーだけで250人の人が来るようになり、熱気で会場が埋め尽くされることになったことが夢のようだと語っていました。
まだまだ松本山雅は夢の途中。さまざまな艱難辛苦が待ち受けていることでしょう。
ただ、この情熱があれば必ず乗り越えていくことができると思います。
「Jリーグに行くことだけが夢じゃない」。閉会の挨拶で八木誠スーパーバイザーは語っていました。
Jリーグにはない新たなうねりを信州の地から発信してくれることに期待したいと思います。
これからの松本山雅FCにますます注目です。
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