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2008年01月18日

高校選手権座談会 10/11

■オシムが目指した到達点との類似性と世界との立ち位置

江藤 準決勝だったかな。彼らはピッチ脇でリフティングを始めてね。それを試合後に湯浅さんが監督に質問して「彼らは元々ああいう遊びみたいなサッカーをしたいんじゃないですかね」と答えていましたね。

下田 確かに準決勝を見て、彼らは、ボールとジャれるような、トリッキーな事もできるんだけどやっていないだけなんだという事は、思った。
 よくスカパー!の解説の川勝良一さんがバルセロナのデコについて話すんだけど「デコは曲芸みたいなプレーをさせたら何でもできるんだろうけどやらないですよね。彼は、今必要な事が何なのか?を見極めて、その時、本当に必要な技術を見せてくれる。だから彼を見てるだけでおもしろいです、という話をしたことがあって、実際おれ去年のトヨタカップを現場に見に行ったけど、ずっとデコみてたらおもしろかった。それに近いことは流経の子はたぶんみんなできるんだろうけどね。

江藤 秋山くんは、本当に自己主張の強い子が集まってきているという話をしてたんだけど、その話の間感じたのがものすごい自信だったんですよね。それは技術に裏打ちされた自信だと思うんですよね。ただ、それを戦術というか、フォア・ザ・チームの中で封印してて、でも個人技を出せる場面があれば出すという。

寺下 逆に言うと出したいからがんばるんじゃないかと。

江藤、下田 なるほどね。

江藤 いやー、でも本当に個の能力も高かったし、チーム戦術もすごかった。

寺下 あとはプレッシングね。アプローチの速さ。切り替えの速さ。ぼく、見てて、イビチャ・オシムはこういうサッカーを日本代表でしたかったんだろうなと思いました。

下田 ただ、あれはアジアだったらできるかもしれない。でも、目的はその先、つまり世界なわけで、あれより上のサッカーをやるところとやって勝たないと、決勝トーナメントには行けないってことになる。そういうところとの折り合いをどうつけるのかなと、ずっと思って見てた。たぶん、アジアだったら流経のサッカーを日本代表がやるとして、たぶん勝つことはできるんじゃないかと思うけど、アレよりもすごいチームはヨーロッパとか南米にいるんだよね、たぶん。そうなった時に「負けちゃうなぁ、どうすればいい?」というね。そこで猫だまし的なモノを含めた戦術だったり戦略をどう駆使するのかという事になると思うんだけどね。たぶんオシムさんは日本はそこまで行ってないよと判断してたんじゃないかな。ただ、自分たちの持っている特性を活かして、という時には流経のサッカーをというのはあるのかもしれない。

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○関連リンク
高校選手権座談会・前書き(というか、目次)
http://www.football-teishoku.jp/2008/01/post_177.html

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