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2008年01月17日

高校選手権座談会 7/11

■世界との対戦を論点の原点に

江藤 寺下さんの今大会における印象はどうですか?

寺下 印象は今年は去年ほどユースを見れていないので何とも言い難い部分があるんですが、流経柏はぼくがインターハイで見た時はそれほどだったんですが、この選手権の決勝で、飛躍的にチームとして固まったなという印象を受けました。ぼく、高円宮杯の決勝を見れていないので、そこは何とも言えないところなんですが、選手権を通じて初戦からしっかりとチームを作ってきてましたね。特に今日に関しては、上條宏晃くんが戻ってきたのはすごい大きかったですね。

下田 大きかったね。

江藤 2点目は彼の落としからだったし…。

寺下 3点目もそうですね。

下田 あの子で身長何センチ?

寺下 172~3cmくらいだと思います(175cm)。

江藤 上條くん? それくらいかぁ。

下田 あの子が大きく見えるのが小粒感だね、また言うけど。上條くんのプレーを見てユベントスのヤクィンタに似ているなと思ったわけ。ヤクィンタというのは、フィジカルが強くてポストプレーもできるけど、柔軟にサイドに流れてチャンスを作れたり、というすごいユーティリティ性の高いFWで、代表にも入っちゃうくらいの身体能力がある。彼がたぶん184~5cmとかあるはずなんだけど(187cm/77kg)やっぱ何だろうな、今オレは世界との距離の中で常に見るようにしているので、あの年代で上條くらいのプレーヤーが183~4cmでできてほしい、出てきてほしい。彼が175cmだという事は、世界に行ったら小さい訳よ。ウェイン・ルーニー(179cm/78kg)と変わらないわけでしょ。ルーニーは大きくないわけでさ。183cmだって今別にセンターバックは88とか90がそろっているのが世界で、W杯で決勝トーナメントに行こうと思ったらそこに勝たないといけないわけでしょ。そこを論点のスタート地点に持ってくると「上條いい選手だ、強いよね。柔軟にいろいろな事ができるよね」って話の中で、でも世界でどこまで通用するかな、と思うわけでしょ。

江藤 この大会で見るのはいいんだけど、基準を世界に置いておかないとちょっと視線を誤ってしまうということですかね。

下田 ユース年代の論じ方というのは、エルゴラなんかもよくやってておもしろいと思うんだけど、この年代で勝った負けた、という事はオレはそこまで取り上げる必要はないと思っているわけ。もちろん、そういう取り上げ方があって悪いということじゃないんだけど、だけどそんなんじゃないところにユース年代はあるべきじゃないかなぁ、と思っていてね。だから逆に言うと学校の体育でサッカーやってていいんだけど、そこで目に付いた選手はドンドン特別指定でJでやらせるしかないんだよ。大前が2年生の時から柏でやりゃいい訳だよ。それをだから、リバプールが15歳のチェコ人を取ってきましたとか、アーセナルは14歳のメキシコ人を連れてきましたとか。というスカウトを世界でやる訳じゃないですか。マンチェスター・ユナイテッド13歳とかね。

江藤 メッシは13歳。

下田 これは極端な例えかもしれないけど、若くて良い選手を、伸びる年代にどういうチームに置くのかと。学校の中のチームだけじゃないという事を前提に、何かをやる方法はないものかと思いましたね。

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○関連リンク
高校選手権座談会・前書き(というか、目次)
http://www.football-teishoku.jp/2008/01/post_177.html

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