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2008年01月30日

危機的状態にある日本の言語教育

先日の田嶋幸三氏へのインタビューに関連して、昨日
つくば言語技術教育研究所三森ゆりか所長にインタビューしてきました。

聞けばここ数年来の傾向として、小学校入学前の幼児までもが
「別に」とか「微妙」といった反応をし
思考することを拒絶する傾向を示しているとのこと。

彼らの親の世代が、言葉を大事にしない世代になりつつあるといった分析が可能なのでしょうが
それにしても幼児までもが沢尻エリカ状態となるともうかわいげも何もあったものではありません。

もちろん、この話の本質は、かわいげうんぬんといったところにあるのではなく
論理的に考えることを幼児期から拒絶することによって
子供たちが今後、人間的に成長できるかもしれない範囲を
将来にわたって著しく狭める可能性があるという点にある。

一度閉じてしまった論理的思考の回路は中学生にまで至るとなかなか開くことは困難となる。
そうなる以前に、より深い次元にまで思考を落とし込む習慣やそこに至る回路を残しておくべきである。
なぜならば、コミュニケーションの問題が出てくるのを筆頭に高度な思考が要求されるあらゆる分野において
論理的な思考は重要な意味を持つからである。

あまりに日本人は物事を論理的に考えることに無頓着すぎた。
世界に戦いの舞台を移すまで、それがどれだけ重要な事なのか日本人は知らなすぎた。
しかし時代は変わった。

少なからぬプロサッカー選手が戦いの舞台として世界を視野に入れる昨今。
欧米で当たり前に基礎教育の時点でカリキュラムに採り入れられている言語技術を日本中に広める必要がある。

戦後から失われた半世紀以上の年月を取りもどすためにも早急な対策が必要だろうと思う。
そのためにも、言語技術の教育の欠如が問題であるということを
ごく普通の市民であるみなさんが認識することが肝要だと思っている。

田嶋幸三氏の著作によって、この問題に気付くことができた。
そしてこの問題をサッカー界から提唱できたことを誇りに思う。
世界に開かれたからこそ、見えてきた問題なのである。

「こういうのは世界が見えてきてやっと見えてきたんですよ。言語技術なんて。世界が見えないうちはこんな事なんて思いもしなかった」(田嶋幸三)。

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