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2008年01月30日

「接近・展開・連続」は止めてませんが、何か?

1月29日、日本代表はボスニア・ヘルツェゴビナ戦を前に最終調整をおこなった。そしてその練習後、ミックスゾーンで羽生直剛(FC東京)の囲み取材に加わったおり、直接質問することができた。その部分を書き起こしておく。
日本代表チームの狙いとするところがわかると思う。新聞報道への違和感を語った部分については、その場の雰囲気が砕けた(羽生からも、我々記者からも笑いがこぼれた)ことを付け加えておこう。

──攻撃のアイデアということでは、オシムさんのときはかたちがないというか、けっこう臨機応変に判断しないといけないというのがあったと思うんですよ。

羽生 はい。

──いまはある程度ベースとなるかたちを作ってしまって、そこに判断を加えていくというか、やり方をチョイスするというか。

羽生 ディフェンスに関して言えば、規律よく組織で守る部分を徹底していくのかなという感覚を持っています。攻撃は自分がチームにとって有益だと思うことをやってくれ、という感じなので、それに答えはないとぼくは捉えています。

──基礎となる「接近」はあるけれども、そこから先は個々の「有益な判断」に任される?

羽生 その、接近だとか展開だとかいうものですら、練習中に「はい、接近だ!」という(形式張った)感じではないですから。ベースの、リズムよくパスをつないで、それが……うーん……チームにとってよいものと考えてやっているんだったら、それでいいという考え方です。

──「接近・展開・連続」というフレーズはあくまでとっかかりですか。

羽生 そうですね、別にそれが……きょうの新聞に「それ(接近・展開・連続)はもう止めた」みたいに書かれているものがありましたけど、サイド攻撃の練習を一回やっただけで「それは止めた」と言われても、オプションを増やしていくのが大事だから。展開の部分だったら、ワイドに広がってやるわけだし。自由な発想でやっていいと言われています。

──つないでいるときにボールを獲られたら当然危険なんですけど、カウンター対策がわりときっちりできているという安心感はありますか?

羽生 うーん、特に攻から守の切り替えをすごく強調されるので、ボールを失ったところで、まずはそこでできたら取り返そう、というのがある。ただそのために、人と人が近ければ近いほど、ボールを失ったときもそこからプレスにいける、というのはあります。

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