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2008年02月13日

阿部吉朗(湘南ベルマーレFW) 練習試合FC東京戦(2月12日)後の一問一答

東京・小平グランドでの練習試合FC東京戦で先制ゴールを決めた阿部吉朗選手が、試合後、記者の質問に答え、ゴールの感想などを語ってくれました。過去、FC東京、大分トリニータ、柏レイソルに在籍し、FWとサイドMFの二役でプレーしてきた阿部選手ですが、ことしは「本職」FWでの起用が濃厚です。J2という新たな舞台で、こだわりのあるFWとしてのプレーに情熱をかきたてる阿部選手。彼の目尻にはうっすらと皺が刻まれ、これまでの苦労を物語っていました。

──湘南に移籍してきて、明確にFWとして期待されての入団で。きょう(2月12日)も実際FWとしての出場だったんですが、やりがいというところは、どうですか。

もともとプロにFWで入って。FWでずっとやりたいなって(思っていました)。原(博実・前FC東京監督)さんのときはずっとFWで使っていただいていて。それで、いままで行ったチームは全部1トップだったんですね。湘南は2トップでやるということで、いまはFWをやれていてサッカーがすごく楽しい。FWって明確じゃないですか、点を取って仕事をすれば(いい)。MFをやっているときは、MFだけどFWのイメージでやれていたので。ふつうにセンタリングを上げているだけじゃ満足はしないというか、点も求められますから。いろいろ自分のなかであったんですけど、それはそれですごく成長できた。自分自身プレーの幅も広がったと思いますが、いまはFWをやれていて楽しいですね。

──デビューしたてで勢いがあった頃のあと、考え込んでしまった、と仰っていた時期があったじゃないですか、そこでの悩みから現在に至るまで、どのような心境の変化があったんですか。

いまでも、ずっとサッカーをやっていて苦しいことばっかりだなと思います。いまだにそれは感じます。点を取って試合に勝ったときくらいじゃないですか、喜べるのは。いま、(短くまとめるのは)難しいですね、なんと言えばいいのかわからないです。ただ、いろいろなことを経験してきて……。

──デビュー当初は怖いもの知らずというか、知らないがゆえの強みがあったんですか。

ああ、でも、一年目はがむしゃらに行かないとどういう世界かわからなかったので、がむしゃらにっていうのがあったんですけど。やっぱりね、ある程度東京(での在籍期間)が長くなってきたり、J1も長くなってくると、いろんな、よけいな知識とか。なんだろうな。ある意味、(知恵のついたプレーを指して)頭のいい動き方という人もいると思うんですけど、そのなかでがむしゃらさが逆になくなっちゃったかなという人もいるし。そこが難しいんですけど。でも結局自分らしく、それをうまく融合させていかなきゃいけないなと思っています。

──その点では、左サイドをすごいスピードで駆け抜けていくシーンもあったし、きょうは思い切り躍動しているな、という感じがあるなと思ったんですが。原点じゃないですけど、どうですか、きょうの試合に関して。

ぼくとしては前半(1本目)と後半(2本目)、向こうのメンバーがそんなに変わらなかったので、ありがたかったかなと。やれてうれしいな、どんどん勝負していきたいな、という思いがあって。でも、きょうはゴールを奪うことしか考えていなかったです。

──そのゴールの場面を思い出してほしいんですが、右サイドからクロスが入ってきて……。

鈴木翔太選手のクロスが右から来て、原竜太選手が前(ゴール前の右寄り)でつぶれてくれたから、ぼくのところ(ゴール前の左寄り)に来た。雨でスリッピーだったし、うまく当たるかなという、イーブン・イーブン(五分五分)のボールだったので、準備していて。そこにぼくは流し込むだけだったんですけど。よかったです(笑)。

──小平で点を取れたということに関してはいかがですか。

そうですね。1点は正直うれしかったですね。ただ、自分で仕掛けてシュートまで行った、決められるところもあったので、どちらかというとそれを決めたかったな、という悔しさのほうがありますね。

──これからレギュラー争いということになりますね。

こればかりはベストを尽くすしかない。ぼくが決められればいいんですけどね(苦笑)、でも一所懸命やって。しっかりベストを尽くすだけです。

──チームの陣容は去年から持ち越しで、ベースがしっかりしていると思うんですけれども、そういう意味では入りやすかったりしますか。

やることがある程度決まっているので。いろいろと監督もアドバイスしてくれるし、そういう面ではいいと思います。知ってる選手も何人かいたので。ジャーンもそうですし、マツ(松本昂聡)もそうですし、なじみやすかったですね。

──アジエルと加藤望というふたりのアタッカーは、やってみて印象はどうですか、FWから観て。

どちらからもパスは出てくる。ブラジル人はリズムがちょっとちがうじゃないですか、そういう部分では、もっと合わせていかなきゃいけないかなと思うんですけど。でも、ノゾ(加藤)さんはお手本になるというか、38歳であそこまで(できるなんて)。すごいなと思って。ぼくも、もっともっと勉強していきたいなと思います。いろいろ。

──明日(13日)もゲームは。

あると思います。

──ですよね。

帰って寝たいです(笑)。

──(開幕までに)そうとう試合をやるんですよね?

そうですね、ことしは多いと聞いているので。がんばらなければいけないなと思います。

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