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2008年02月09日
水戸、広がる期待と不安
7日、今年2試合目となる練習試合を行った水戸。
流通経済大学相手に3-5で敗れることとなったが、全4本中レギュラー組で行った1本目と2本目は2-0で勝利。
結果だけでなく、内容でも流経大を圧倒。
着実にチームが前進していることを証明してみせた。
今季の水戸はひと味違う。
前線から激しいプレスをかけ、ボールを奪ってからは流れるようなパスワークでサイドを崩す。
とにかくアグレッシブなサッカーを繰り広げており、かつての「守備的」なイメージとは程遠いサッカーを見せているのだ。
昨年に築いたアクションサッカーの土台がある上に、赤星や菊岡といった技術に長けた選手が加わったことでチーム全体がさらに攻撃的になろうとしている。
この日の2得点も高い位置でのプレスでボールを奪い、そこからの素早い展開で決めたもの。
流れの中でセンターバックの平松がサイドを駆け上がり、そこからの折り返しを荒田が押し込んだ2点目のようにチーム全体が流動的に動くことができている。
また、赤星、菊岡、荒田といった新加入選手が完全にチームの中心となっており、チーム力は着実に向上している。
チームづくりの充実ぶりが伺える試合であった。
ただ、開幕に向けての不安も見え隠れしている。
それは層の薄さだ。
サブ組で臨んだ3本目と4本目で5失点。
内容的にもいいところがなく、完敗を喫したのであった。
これには木山監督もご立腹。「プロのレベルに上げるのは僕らの役割ではない。自分たちで這い上がってこないといけない」とバッサリ。数人の若手選手は試合後に呼び出されて説教をされたという。
また、11日から行われる合宿で「大体18人くらいのグループに絞る」と木山監督はチームの2層化を宣言。
そうしたチーム全体のマネジメントも今後の木山監督の大きな仕事となってくることだろう。
また、けが人が多いのも気になるところ。
試合を欠場した倉本、塩沢、小澤以外にも平松や金澤も筋肉系のけがを抱えており、今後の調整にやや不安を見せている。
現在、水戸の練習場の芝は荒れており、この日は市内の人工芝のグラウンドで試合を行った。
体への負担は大きく、こうした悪環境ともチームは戦わないといけないのだ。
特にセンターバックは手薄なポジション。練習生として参加していたブラジル人DFとも契約には至らず。
当分は大和田と平松の2人で切り盛りしないといけない状況なだけに2人ともが無事に開幕を迎えられることを願うばかりである。
この時期に期待と不安を抱えているのは当然のこと。
今後、いかに期待を伸ばし、不安を減らすことができるか。
木山監督の舵取りに注目したい。
ただ、間違いなく、水戸は変わろうとしているし、前進している。
※佐川急便から移籍してきた堀健人。初の試合でまだ連携が合わないところも見られたが、鋭い突破と正確なクロスで左サイドからチャンスを作った。
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堀健人は佐川急便東京SC時代、天皇杯の川崎フロンターレ戦で先制ゴールを決めた男。
2トップのときはその一角、1トップのときは左サイドで使われることが多かったけど、サイドにいてもゴールはコンスタントにマークしていました。今季の躍進を期待しています。