Main Contents

2008年02月15日

東京マラソン2008と、東京オリンピック招致活動

 現在東京都が2016年のオリンピックを日本(東京)へ招致しようと活動を進めているという事実が徐々に浸透してきていると思いますし、去年行われた都知事選では、その招致の可否が公約にもなり、賛成派と反対派が気勢を上げている映像をご覧になられた方も多いかと思います。

 ちなみに私江藤は招致賛成派です。オリンピックが東京で行われたとして、そのメリットは計り知れないと考えています。たとえばそれは陸上競技のみならず、競技種目に組み込まれているあらゆる種類のスポーツが振興する大きなチャンスでしょう。また、自転車や数百円の電車賃、払っても数万円の交通費で国内各地から移動できる訳で、競技会場で実際に競技を見ることのできる国民の数は、海外で行われるオリンピックの比ではないでしょう。そうやって現場で競技を見た国民、そして特に子供たちがスポーツに触れ、スポーツの持つ意味をより深く、そしてそれをより幼い年齢から考え始める事のプラス方向の影響は日本にとって非常に大きいと考えます。

 学校体育の延長、という立ち位置から未だに脱し切れていない日本のスポーツ界が、劇的に変化する契機になるものと期待しています。

 もちろんサッカーを巡る状況も変わるはず。16年に23歳以下の年齢になる子供たちの強化は確実に行われますし、この東京オリンピック世代が将来の日本サッカー界を背負って立つ人材になるのは間違いないでしょう。

 経済的な問題や環境問題をタテに招致反対派は声を上げますか、経済問題は放送権で片が付くものでしょうし、新規のインフラを整備するために生じると思われる環境問題もそれほど深刻なレベルではないでしょう。

 ぜひこうしたイベントの招致活動が行われているという事をもっと幅広い人たちに知ってもらいたいと思います。

 ということで、長い前振りでしたがここからが本題です。

 まだ招致活動が本格化していないということもありますが、それにしても各所で行われている招致活動が一般市民のレベルに浸透していないというのも事実。ということで、東京オリンピック招致委員会では、あさって開催される東京マラソン2008にて、招致のPR活動を行うことになっています。

DSCN7470.jpg
 これはその一環としてアシックスさんから3万人の参加者に無償で配布される、五色のひもで作られた靴ひもです。非売品だとの事で貴重なものを頂きました。こうした草の根レベルの活動が積み重なって、意識が浸透していくのだろうと思いますし、今後の展開に期待したいところです。

 国内だけで1000人を越える取材申請があったという東京マラソンですが、その場で、地味にではありますが、こうした招致活動が行われるということで、海外から訪れる取材者は、東京オリンピックの招致との関係性を連想するでしょう。つまり東京マラソンの運営能力がそのまま東京オリンピックの運営能力に関係づけられる可能性があるということです。

 ぼくは今までの世界でのサッカーの取材経験から、イランの事務処理能力のなさを痛感していました。彼らの場合それも仕方のない事情があるといわれていて、というのもイランイラク戦争で多くの若者が戦死しており、働き盛りの年代の男性人口が少ないのです。もちろん彼らの事務処理能力が戦争だけで説明できるわけではないとは思いますが、影響が皆無ではないとも言えないでしょう。

 そんな訳で、イラン人の事務処理能力については諦めていたのですが、それと同等かそれ以上に事務処理能力の低い組織を見つけてしまいました。東京マラソンの広報部です。
 今回東京マラソン2008を取材させてもらうにあたり、東京オリンピック招致委員会から事前に取材申請をしてもらっていました。ところがパスを受け取りに行くと、代表者以外の名前が外されており、名前を外された取材者のパスは全く出てこないという状況になりました。改めて名前を申告し、発行のための手続きを取ってもらったんですが、その間2時間。

 たとえばワールドカップや、クラブワールドカップのパスは事前申請時にパスポート番号などで証明された個人情報を送信。受付時に、申請に使ったパスポートを提示するとその場で顔写真を撮影され、パウチされたパスを発行してもらえます。ものの5分で作ってもらえます。
DSCN7473.jpg

DSCN7474.jpg

 ところが東京マラソン2008の場合、あらかじめ印刷された台紙にテプラーで印刷された名前を貼り付ける、たったそれだけの作業に2時間もかけられてしまいました。もちろん事務処理の手続きに時間がかかったのでしょうが、それにしても代表者に事前申請の受理メールが届いていたわけで、そこまでの時間がかかることの意味がわからない。
DSCN7472.jpg
 また手書きでフルネームを提出したにもかかわらず一人分の名前は間違えられてました。

 いや、2時間の待ち時間に対する苦情だとか、誤字に対して文句を言いたいわけじゃないんです。

 世界から集まる取材者に対して同様の対応をした場合の、東京オリンピックへの招致活動への影響が気になるんです。

 長々と自説を書き連ねていることからもわかるように、ぼくはぜひ東京オリンピックを実現してほしいと思っています。ところが、招致活動が行われ、同じ「東京」の名前が冠されたマラソン大会の報道向けの事務処理があまりにひどすぎると取材者の「東京」に対する心証が悪くなるんじゃないかと思うんです。それってゆゆしき問題なんじゃないかと思うんです。そんなところでこの大会の評判を落としてほしくないし、東京オリンピックへの悪影響が出てほしくないんです。

 まだまだ招致活動は国民が期待する、というところまでは行ってませんが、実際に招致できたら本当に国中が活気づくはず。是非とも成功させてほしいと願っています。そういう次元の話をするときに、こんな内輪の話を持ち出して申し訳ないんですが、こういう小さなところから少しでも悪い情報が出る可能性をつぶしてほしいと思うんです。そして招致活動が徐々に始まりつつという事もあり、東京オリンピック2016というものの存在を知ってほしいという事もあって、エントリーした次第です。

 ちなみに決して東京マラソン2008をバカにするわけでも、開催を批判するわけでもないという事は明記しておきたいと思います。また、ぼくらの件が特殊だった可能性が否定できないという事も明記しておきたいと思います。まあ、誤字に関してはあり得ないとは思いますが。

TrackBacks

トラックバックURL:

Comments

Post a comment

(フットボール定食 では不適切なコメントを防止するため、コメントを掲載する前に管理者がコメントの内容を確認しています。コメントを初めて投稿する場合すぐに掲載されませんが、管理者が適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

コメントフォーム

Copyright © 2006-2008 Football-Teishoku.All rights reserved.