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2008年02月23日

【東京国際大学通信】武藤真一氏、コーチに就任


※選手たちに挨拶する武藤真一コーチ

前田秀樹監督率いる東京国際大学サッカー部のコーチに市原(現千葉)や大分で活躍した武藤真一氏が就任することとなった。
04年からJリーグを離れ、その後はグルージャ盛岡やガンジュ岩手で監督兼選手として岩手県の地域クラブの活性化に力を入れたが、昨年を持ってクラブを退団。
その後、前田監督の誘いがあり、東京国際大学へと赴くこととなった。
ただ、今回の就任を受け入れた最も大きな面は大学の環境面だという。
いまはまだ野っ原のようなグラウンドで練習しているが、4月には人工芝グラウンドができるようになり、「Jリーグよりもいい環境になりますよ」と武藤コーチは目を輝かせる。
岩手県の地域クラブで環境面で大いに苦しんだだけに、そうした面が彼を惹きつけることとなったのだ。


※来月に完成する人工芝グラウンド。4月から使用されるという。横にはフットサル場3面と監督室が入ったクラブハウスもできるという。

前田監督就任から約1ヶ月。「選手たちはだいぶ変わってきましたよ」と前田監督は話す。
練習は大体1時間半という短い時間ながらも頭も体も休めないトレーニングを続けてきていることで、選手たちの判断力は上がってきたという。

前田監督は単なる基本練習をさせない。
たとえば、5対2のパス回しではグラウンド中にボールを散らしておき、鬼にボールを取られたら、別のボールに移動してすぐにパス回しを行う。
それを繰り返すことで、選手たちはボールを取られても集中を切らさずに次のプレーへと移ることができるようになるのだ。
そうした練習からはじまり、徐々にピッチを広げていき、状況に応じた判断力をつけていく。
ボールを取られたらすぐに守備をするということを口酸っぱく言っていたのが印象的だった。ミニゲームでは技術の高い選手のチームと技術は低いが、しっかりと走る選手のチームで戦わせたのだが、試合は後者が5対1で勝利。
練習後、選手たちに守ることの大切さを説いていた。

というのも、まだまだ選手たちが「趣味のサッカーから脱せていない」(前田監督)からである。
技術の高い選手ほど足技のプレーにこだわり、チームプレーをしようとしない。
「勝つ」ということから、逆算したプレーができていないと前田監督は嘆く。
だからこそ、前田監督はあえて攻撃だけでは勝てないということを説いたのであった。
中には不平を言う選手も出てきているというが、そこからは武藤コーチの役割。
練習後にそうした選手たちを呼んで、ミーティング。各々の意見を聞きながら、そして、前田監督の言わんとしていることの重要性を伝えていた。
「まだ分かっている選手と分かってない選手がいますね」と言うが、それでもそうしたケアを続けることでチームは前へ進んでいくことだろう。

まだまだヨチヨチ歩きの東京国際大学だが、4月からは新入生も加入予定。元Jリーガーの入学もあるという。
22日の練習では他大学を合格しながらも、テスト生として参加している選手もいるなど注目度が高まっているのは間違いない。
どんなチームになるか楽しみである。


※前田監督の趣向を凝らしたトレーニング。選手たちは楽しそうにこなしていた。


※「飲みたくなくても飲め」。プレー面だけでなく、水分補給の大切さを説くなど前田監督は選手たちのサッカーへの意識を向上させている。


※厳しいところは厳しく。甘いプレーには容赦ない言葉も飛ぶ。


※サッカー場の横には野球場も建設。これからスポーツ名門校を目指す。


※現在のプレハブの仮監督室。がらんどうだが、「あるだけいい」と2人。これまで環境面で恵まれないクラブで活動してきた2人にとってはこれでもありがたいよう。

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