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2008年07月09日
J2が教えてくれるもの
7月11日発売のJ'sサッカーVol.17の「フットボール定食」コーナーのテーマは「J2が教えてくれるもの」です。
内容は
・3度勝ち点1差で昇格を逃した経験を経て、現在J1で柏の好調を支える石崎信弘監督のインタビュー
・大島秀夫選手(横浜FM)インタビュー
・森山泰行選手(岐阜)インタビュー
・Jで最も経済的に厳しい水戸ホーリーホックの社員総出の設営を体験&沼田邦郎社長インタビュー
・関東で愛媛FCを支える愛媛サポートクラブ・和泉逸平氏インタビュー
・海外からJ2まで幅広い知識を持つスカパー!の実況でお馴染みの下田恒幸氏とJsports「Foot!」ADの土屋雅史氏の対談「J2の魅力とは?」
です。
興味のある人は読んでみてください。
すべて興味深い内容になったと思いますが、その中で下田氏と土屋氏の対談の中から紙面の都合上、本誌に掲載できなかった部分を一部抜粋して掲載させていただきたいと思います。
下田 僕は95年から2部を見てますけど、いかに日本サッカーの裾野が広がっているかがよく分かる。つまり、選手の質も上がってきているし、99年からJ2ができましたが、そのときを振り返ると川崎フロンターレと東京ガスが優勝を争いました。あのときは甲府、鳥栖、仙台は草刈場だった。そこからしっかり勝つことが上に行くチームとしてはマストだった。上に行くチームとそうでないチームは2極化していた。今はかなり上下がなくなり、真ん中に偏ってきていますよね。強いクラブが落ちてきているのかもしれないけど、全体の強者と弱者じゃなくて、真ん中へんに力が密集してきているのもリーグの底上げの証拠だと思いますね。だから、その国のサッカー力が見えるのが2部なんじゃないかなと思いますね。
佐藤 J2のレベルは上がってますね。
下田 J2は降格がないので、理想を掲げやすい。
佐藤 甲府がJ1昇格できたのもそこにありますよね。
下田 タレントがいなくても監督がやりたいことをやって、1勝30敗でも許されるリーグでもあるから。そういう点でチャレンジしがいがある。
土屋 監督は就任しやすいかもしれないですよね。あまり昇格を狙えないチームでも監督をやることにそんなにリスクはない。上に上がれないのは元々で、いいチームを作ったら評価されるという意味ではたしかにやりやすい環境ではありますよね。社会的には相当珍しい環境だと思いますよ(笑)。
下田 イタリアだって、イングランドだって2部で成績不振だったらクビになるよね。
土屋 全然なりますよ。
下田 J2は昇格を狙うチーム以外はないよね。
土屋 具体的な例を出すのはあれですけど、前田さんや植木さんだったら海外だったら普通にクビですよね。いい意味でも悪い意味でもそれが許されちゃうリーグですよね。
下田 いいところで言うと草津ならば、辛抱強く植木さんがやってきて、ベース作って1人の監督のもとでコンセプトを貫いてやってきたことによって今年結果を出している。強いね。水戸も木山監督が攻撃サッカーをしているけど、そのベースは前田秀樹さんが作ったと考えたときにはリスクの少ない継続性というのが生きてますよね。それはイコール日本サッカーの底上げになるんじゃない。
佐藤 現在、降格がないことがいい方向に向かっている。
土屋 それももちろんありますよね。ベースをじっくり築ける。海外だったら、降格があったら、ベースを築いている暇はない。チームをリーグに残すことを考えると現実的なサッカーをせざるを得ない。それがないことでじっくりチームを作れれば、今年の草津のように花を開く可能性がある。それはちょっと面白いですよね。
- by 佐藤拓也
- at 2008年07月09日 12:40
- in 告知
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