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2008年11月16日

ファジアーノ岡山、玉砕サッカーで息を吹き返す

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ハーフタイム、いつもは伝えない他会場の結果をこの日ばかりは伝えた。
「(ガイナーレ)鳥取は負けたぞ」
手塚聡監督のその一言で、チームの雰囲気は変わることとなった。

15日に行われたJFL後期第15節横河武蔵野戦。
2連敗を喫し、順位を4位に落としてこの試合に挑んだファジアーノ岡山にとって後のない一戦であった。
5位の鳥取との勝ち点差はわずかに1(岡山が55、鳥取が54)。この節の結果如何では昇格圏外にまで順位を落とす可能性があった。
それゆえ、「チーム全体に緊張があって、動きが硬くなってしまった」(関隆倫)。

前半から動きの少ない岡山。「普段はボールをつなぐのに、みんなロングボールばかりになってしまった」(関)。
横河の激しいプレスにも苦しみ、攻撃の形を作れない。
またチーム得点王の小林康剛が出場停止なこともあり、前線で起点ができず、ボールを前に運ぶことすらできなかった。
チグハグな展開を繰り返しながら迎えた前半ロスタイム、一瞬の隙を突かれて失点。
選手たちの表情に、焦燥の色が満ちていった。

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※前半、岡山は横河の激しいプレスに苦しみ続けた

その後すぐにハーフタイムに入れたことが岡山を救った。
1時間早くはじまった鳥取の試合結果を聞くことができたことで選手たちの肩からプレッシャーという重荷は消え去り、そして手塚監督が放った「人もボールも気持ちも前だぞ!」という言葉が選手たちの勢いを取り戻すこととなった。
さらに、52分に手塚監督は動きの硬かった左SB尾崎雄二に代え、右サイドアタッカーの妹尾隆佑を投入。左MFの関をボランチに回し、ボランチだった玉林睦実を左SBへ、そして右MFだった川原周剛を左MFへ移すという攻撃的な布陣を敷くことに。
「とにかく勝たないといけない試合。玉砕サッカーをやり抜こうと思った」(手塚監督)。
その決断が見事にはまった。

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※経験豊富な手塚監督の采配が見事にはまることとなった

中盤で関が起点を作れるようになったことでサイド攻撃が活発化。両サイドから鋭い突破を繰り返し、流れは一気に岡山に移っていった。
交代からわずか1分後、左サイドで得たFKを川原がゴール右隅に蹴りこみ同点にすると、かさにかかった攻撃を繰り出す岡山は59分にも左サイドを突破し、最後はゴール前で喜山康平が押し込んで逆転に成功。
さらに岡山の猛攻は続き、69分にも左サイドからの攻撃から最後は妹尾が頭で押し込み、ダメ押しゴールを決め、3対1で勝利することとなった。

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※「畳み掛ける力がある」(横河・依田監督)岡山の攻撃陣。勢いを取り戻すとゴールラッシュを見せた。

「内容が悪いわけではないのに2連敗をしたことでチームは自信を失ってしまい、今日の前半のような動きになってしまった。でも、ハーフタイムでチームはよみがえることができ、後半勢いに乗ることができた。このチームはいい意味でも悪い意味でも若いチーム。勢いに乗れば強い。これでいい方向に転がると思う」と関は笑みを見せた。
この日、5位の鳥取が敗れたため、勝ち点差は4に。次節栃木SC戦で勝利すれば、Jリーグ昇格の条件である4位以内が確定することとなる。
「次の試合も34分の1であることに変わりはないです。開幕からすべての試合で勝とうと思ってやってきた。今は混沌の中で余計に気持ちが入っているが、100%を出すことに変わりはない。力を出し切ることがいい結果をもたらすと思っています」と手塚監督は気持ちを落ち着かせた。

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※大きな大きな勝ち点3を手にした岡山。この勢いのまま、J昇格を決めることができるか。

次節、ホームで昇格を決めることができるか。
残り2節。激戦JFLは、いよいよ終焉のときを迎えようとしている。

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※FC琉球総監督のトルシエ氏も試合を観戦。

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