映画仕事をしていた時代の縁で試写に招かれ、『GiNGA( ジンガ)』を観てきた。
http://www.ginga-cinema.jp/main.html
足形の試写状をちょうだいしてから、なるべく早く行かなければと思っていたが、取材でバタバタしてしまい、ようやく公開直前の最終上映に足を運ぶことができた。
78分に濃縮されたこのフィルムは90分のゲームを5回観るよりも多くの情報をもたらしてくれる。
なぜブラジル人3人+ラモス、カズの揃っていたヴェルディが強かったのか?
なぜJOMOオールスターに集ったほぼブラジル人によるJリーグ外国人選抜が所属クラブよりも高度なパフォーマンスをみせられたのか?
謎は簡単に氷解するだろう。
フィル・ボールが『モルボ』というキーワードにスペイン・フットボールのスタジアムにすくう狂熱を集約させたように、『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスは『ジンガ』というキーワードで「フッチボル」の芯を通す何かを表現しようとしている。
フットボール定食イチオシのフランサが持つ変態的なテクニックは、たんに個人の才能ではなく、ブラジルの肥沃な大地から生み出されたものであることがわかる。
サッカーにかぎらず人生のすべてにおいてすさまじい情熱を持つブラジルに日本が勝てる日が来ることを想像することは難しい。ブラジルに勝つには、プレー以前の段階で、彼らに対抗しうる何かを持たなくてはならない。
それが大和魂や根性という言葉になるのか、愛国心になるのかはわからないが、少なくともただテクニックを弄んでいるだけではダメだ。
GWロードショーというので公開はずいぶん先かと思っていたら、なんと今週末から公開されるそうです。
4月15日(土曜日)から東京の渋谷Q-AXシネマにて単館上映。
最後に出てくる「ちっこいロビーニョ」のかわいらしさがたまりません。