26日、湘南・反町監督の就任記者会見が行われた。
会見では「北京五輪では世界基準にもいかないようなサッカーをしながら、こうして依頼をもらったことを粋に感じた」や「弱気なことを言うと、明日の新聞で大きく書かれてしまうので」など自虐的なコメントを発して笑いを取っていたが、「湘南の暴れん坊を再現したい」と意気込みを語り、「目標は当然J1昇格。そのためには勝ち点100が必要になってくる」と強気な目標を掲げた。
北京五輪での惨敗後、「1〜2ヶ月くらいボールも見たくなかった」という反町監督は心の傷が癒えつつあった11月にイングランド・リヴァプールとドイツ・ホッフェンハイムに短期留学をし、再びトレーニングメソッドを勉強。「ゴールへ向かう姿勢」の重要性を学んだという。
しかし、そこで反町監督が目についたものは欧州においてのU-23代表の存在だった。
北京五輪から3ヶ月経っているにも関わらず、ドイツU-23代表対イタリアU-23代表の試合が行われていたのだ。
それを見て「度肝を抜かれた」という反町監督は記者陣にこう語りかけた。
「日本は五輪が終わるとU-23代表の活動も終わるが、ヨーロッパではそのまま強化し続けている。向こうでのU-23代表の意義はあくまでフル代表を強くするための存在。代表への通り道にしか過ぎないんですね。でも、日本は五輪至上主義があるので、五輪での結果が求められてしまう。ただ、これからはヨーロッパのような形であってもおかしくないのではないでしょうか」
五輪での惨敗という結果を変えることはできない。そして、OA枠の起用の失敗やチームの崩壊など敗因はいくつでも挙げられる。
だが、ここまでU-23代表の「位置づけ」自体を見つめなおす作業はされていないのではないだろうか。
「書きたい人はこの話題を書いておいてください」と記者陣に語った反町監督。U-23代表監督としての最後の訴えを投げかけた。